Bledner

Blenderサンプル

Blenderは、単なるモデリングからアニメーション制作、コンポジット(合成)、画像/動画編集、リアルタイム3Dゲーム制作までの広い範囲をこれ1つで行うことができる非常に高機能な3DCGソフトウェアです。また、そのライセンスはGPLライセンスであるため、商用、非商用を問わず自由に使うことができます。
このソフトは元々、オランダの3Dアニメーション制作会社(NeoGeoからNaNになった後、倒産)の製品でしたが、現在では、その会社に所属していたTon Roosendaal氏が設立した非営利団体「Blender Fundation」のものとなっています。

Blenderはオープンソースコードなので、日々世界中のプログラマにより改良が加えられており、バージョンアップの頻度、高機能化の速度が非常に速いソフトでもあります。したがって、現在ではフリーなソフトとは思えないくらいの高機能を持つに至っています。

以下にBlenderの主な機能Blenderの入手方法インストール方法、そして、世界中にどれくらいのユーザーがいるかを垣間見える地図を紹介します。尚、Blenderオフィシャルサイトの機能紹介(英語)もご参照ください。

 

主な機能

Blenderモデリング

モデリング

Blenderにはモデリングのためのツールがいろいろと用意されています。例えば、Mirrorを使えば、左右対称なモデリングの作業は劇的に楽になります。その他にはSubsurfによるスムージング、Spinによって回転させることでビンのような形状などを制作など、書ききれないくらいの機能があります。尚、BezierカーブやNURBSカーブもサポートしています。

Sculpt

モデリング(Sculpt)

通常のモデリング以外にバージョン2.43から搭載されたSculpt Modeは強力なツールです。市販ソフトのZbrushのように粘土細工を作るようにモデリングができます。

Blender Shaders

シェーダー

左図のようにDiffuse,SpecularのさまざまなShaderが用意されています。これらを使い分けて微妙な表面の違いを表現します。Toonシェーダーを使えば、2Dアニメのような出力も可能です。
また、ノーマルマップ、アンビエントオクルージョンが使える他、質感の表現には不可欠なバンプマップ、カラーマップ、ディスプレイスメント、アルファマップ、エミッションマップ、スペキュラーマップなどテクスチャによる表現が可能です。

UV map

UVマッピング

優れたUnwrap機能を備え、UVマップの編集に便利ないくつかの機能があります。中でもLive Unwrap Transform機能は、ユーザーの編集操作に追従して、展開されたマッピングの他の部分が自動的に変形してくれます。慣れると便利な機能です。また、マルチUVレイヤも使えます。

Renderer

レンダラ

Blenderに内臓されているレンダラは非常に高速です。よりフォトリアルなものを作りたい場合は、YafRayやIndigo、Sunflowなどの外部レンダラを使います。BlenderはYafRayに限り、Blender上のパネルから直接制御することができます。
レンダレイヤ機能を使うことで、要素ごとの出力が可能なので、作業を細かく分け、変更作業など効率的に行うことができます。
他のレンダラを使う場合には、専用のエクスポーターを用いてデータを渡します。

Animation

アニメーション

アニメーション制作に必要なRig機能や動きを編集する機能が多数備わっています。全ての動きはグラフ化されます。シェイプキーを使えば、表情などの細かな動きも設定することができます。
また、モーションキャプチャーによって取得したデータをインポートして、よりリアルな動きを付けることも可能です。

particle, hair

パーティクル / ヘア

煙などの動画を作成するためにパーティクル(粒子)機能が備わっています。このパーティクルをスタティックに変えることで、芝生や髪の毛のような表現が可能です。

Fluid

流体シュミレーション

流体の動きをシュミレートすることができるので、よりリアルな流体の動きを表現できます。流体を粘度も調整できるので、さまざまなシーンに使うことができます。

Softbody

ソフトボディ

カーテンが風になびく動画や、ゼリーのようなプルプル感のある動きなど柔軟体をシュミレートすることができます。ソフトボディは物体の衝突検知が可能なので、複数のオブジェクトが動いているシーンで自然な動きを持たせることができます。

Game Creation

3D Game制作 / ダイナミックシュミレーション

Blenderのユニークな機能に3DゲームをBlenderから作ることが可能なことです。また、Game Engineの動きを使うことで、リアルな動き(ダイナミックシュミレーション)が可能です。
(左図はBlender.orgより拝借)

Composition

コンポジション

制作したCGにDOFなどの効果を付けたり、写真やビデオなどに合成するためにNode機能や、ビデオシーケンスエディタ機能があります。ビデオシーケンスエディタは、複数の動画、静止画、音声データをつなげたり、切ったりできる編集機能があるので、これだけで1本のムービーを作ることができます。

Python

拡張機能(Python)

BlenderはPythonで書かれたスクリプトを実行することができます。これは既存のBlenderの機能をより高度なものに拡張することできます。インターネット上には非常に多くのPythonで書かれたスクリプトが無償で公開されています。

 

Blenderの入手方法

Blenderは、オフィシャルサイトのDownloadページより入手できます。
Windows、Mac OS、Linux、Solaris、FreeBSD、Irixで使用可能なBlenderが用意されています。

 

Blenderのインストール

ダウンロードしたファイルをダブルクリックで起動して、設定を変えずに「Next」ボタンを押し続けインストールします。

 

世界中のBlenderユーザーマップ

世界中のユーザーマップです。これは一部のユーザーしかありません。良かったら、登録してみては?